アナログレピーターはアマチュア無線の局免許があれば小さなハンディ機で直ぐに使うことが可能ですが、D-STARではそう簡単にはいきません。なぜなら、全国各地に設置されているレピータ局は全てJARL(日本アマチュア無線連盟)の会長が免許人です。利用者は、その恩恵を受けながらJARLレピータ運用規則に従って使用しなければなりません。
しかし、通称D-STARと言われるデジタルモード(DV)ではネット接続で他のD-STAR局と接続して使用する前に、使用機器をJARLのD-STARサイトにて登録をする必要があります。簡単な機種とコールサインの登録によりJARL会員以外の方でも利用可能です。
また、D-STAR局を利用する場合には、普通は全国のD-STAR局が設定されている機器では、使用したい局にカーソルを合わせて送信すればOKです。
もし、まだ機種に新しいDーSTAR局が出てこなければ各自で設定が必要です。私たちの鈴鹿430デジタルレピータでは送信周波数を普通とは逆のシフト設定が必要となります。
すなわち、レピータ局からの送信周波数は434.50MHzです。したがって皆さんは、プラス方向に5MHZシフトた439.50MHzで送信することになります。普通のレピータ局を使用する時は、マイナスシフトですから注意が必要です。
そうすれば、レピータ局は、皆さんが送信する439.50MHzを受信して5MHZ下にずれた434.50MHzで10WのDVモードで送信します。
アンテナはコリニアタイプを使用しているので若干の指向性がありますが、運用場所の地形が大きく関係しますから受信が悪ければ適当に移動して再度送信してみて下さい。